タカのエースが「王手」をかける! 20日のオリックス戦(みずほペイペイドーム)に先発するソフトバンク有原航平投手(32)が19日、本拠地での投手練習で最終調整した。チームは2連敗中も、優勝へのマジックは5。20日から連勝し、2位日本ハムが連敗すれば4年ぶりのリーグVが決定する。今季はここまで12勝(7敗)をマークする右腕が、連敗ストッパー役に名乗りを上げた。
最終調整を終えた有原は、冷静な口調の中に闘志をたぎらせた。
「やるしかないと思っています。こういう時こそ、自分のできるピッチングをしっかりすることしか考えていない」
悲願のリーグ優勝を目前に、小久保ホークスに試練が訪れている。シーズン最終盤で打の軸だった近藤が離脱。この日は先発ローテの一角を担ってきた大関が出場選手登録を抹消された。不運なアクシデントも重なり、前カードは2位日本ハムに2連敗。2試合連続の足踏みで優勝マジックは5のまま。連敗ストップを託されたエースは、自然体でチームを再加速させるつもりだ。
「もちろん(連敗を止める気持ちは)ありますけど、自分のことをやった結果が、その結果につながっていくものだと思っている」
米レンジャーズから移籍2年目の今季はここまで23試合に先発。クオリティースタート(QS、6回以上自責3以内)はうち18度とフル回転してきた。勝ち星はリーグトップ13勝の日本ハム伊藤と1勝差の12勝。自身5年ぶりの最多勝タイトル獲得が射程圏内にも、右腕は目もくれない。まずはチームの勝利のみを意識する。
「チームは(優勝)マジックも残っていますので。とにかく明日勝つことしか考えていない。(タイトルは)終わってからのことかなと思います」
オリックスとは2週連続、今季6度目の顔合わせとなる。対戦成績は4勝1敗で「いいイメージもありますし、いつも通り試合に臨んでいきたい」。カード別防御率1・43と好データが並び、得意の猛牛封じに期待が高まる。20日から2連勝し、2位日本ハムが2連敗の条件で一気に優勝マジックは5つ減る。4年ぶりの歓喜に向け、自らの快投で王手をかける。【佐藤究】



