阪神が2リーグ制後、球団初となるリーグ内全球団に勝ち越しながら優勝を逃す可能性が浮上している。
21日終了時点で阪神はセ・リーグの全球団への勝ち越しの可能性が残っている。すでにヤクルトと中日に対しては勝ち越しを決めており、巨人、広島、DeNAに対してはまだ勝ち越しも負け越しも決まっていない。
巨人戦は11勝11敗1分けで残り2試合。広島戦は12勝11敗1分けで残り1試合。DeNA戦は11勝10敗1分けで残り3試合。いずれも勝ち越しの可能性がある。
仮に阪神が全球団に勝ち越した場合でも、現時点で阪神に自力優勝の可能性は残されていない。対して巨人は阪神戦の残り2試合ともに敗れても、他球団との試合でマジックナンバーの数を勝てば優勝が決まる。すなわち、阪神がセ・リーグ全球団に勝ち越しても優勝を逃すという異例の展開となる。
阪神では過去に同一リーグ内の全球団に勝ち越しながら優勝を逃したのは1リーグ時代の1939年(昭14)の1度のみ。2リーグ制後では球団初となる。
過去にセ・リーグで同様のケースは2度存在する。1963年(昭38)の中日が巨人に上回られて2位。1974年(昭49)の巨人が中日に上回られて2位となった。いずれも“お得意さま”に大量の貯金を作って、優勝を果たした。今季阪神が同様になれば、リーグ50年ぶりの出来事だ。
今季は交流戦で阪神が7勝11敗と4つの負け越し。巨人は8勝9敗1分けと1つの負け越しに抑えており、交流戦での差が大きな要因になっている。
今季は残り7試合となった。22日からの首位巨人2連戦で勝って、大逆転優勝へつなぎたいところだ。【記録室 林亮佑】



