福岡大が逆王手をかけた。北九大に先勝して、敗れた首位西南大と6勝3敗で並び、3季連続優勝に望みをつないだ。初のベンチ入りで初スタメンの指名打者、山下颯太外野手(2年=真颯館)や5番秋元悠汰外野手(1年=神村学園)が2安打2打点でけん引。今後チームの核となる下級生の活躍などで13安打を放ち圧勝した。西南大は九大に痛恨の敗戦を喫した。29日最終戦で決着がつかない場合、30日にV決定戦を行う予定。
将来を担う下級生コンビが、逆転Vへけん引した。まずは初ベンチ初スタメンの山下が気を吐いた。3回1死二、三塁だった。浮いた変化球を右越え2点三塁打にすると勢いは止まらない。先頭打者の5回にも左中間二塁打で出塁する大活躍。この日朝にスタメンを言い渡され「ビックリしたが、やってやろうと思った」と発奮した。今春はベンチ外でマネジャーだった。だが「悔しくて、バットを振り込んできた」と話し、努力ではい上がった。
1年生で唯一スタメンの秋元も能力を示した。7回の先頭打者で「低く強い打球を意識してきた」という練習成果で、リーグ2本目となるライナー性の左越えソロ。1回1死二、三塁でも左前適時打し「崖っぷちで西南大に食らいつく気持ちだった」と燃えていた。昨夏、神村学園の3番左翼で甲子園4強に貢献した。今春指名打者で3試合スタメン出場するなどルーキーイヤーから成長著しかった。
堀壮太監督(42)も下級生に期待を寄せており「バッティングの課題がある中、山下はチームに必要なピースだった」。この日首位の西南大が敗戦。若手の台頭を起爆剤に最終戦も勝って、逆転Vをたぐり寄せる。【菊川光一】



