ソフトバンク山川穂高内野手(32)がCSファイナルステージの最優秀選手賞を獲得した。
「出来過ぎかなと…。1打席は1打席だと思って、自分の仕事を全うしようと思っていた。そこはできたので良かったかな」。今ステージは12打数6安打で打率5割、3本塁打、6打点の大暴れ。MVPにふさわしい成績で文句なしの選出だった。
この日も流れを呼び込んだ。0-0の初回2死一塁。日本ハム山崎から適時二塁打を放った。「いい反応で捉えることができた」。フルカウントからの6球目、真ん中143キロ直球を仕留めた。ライナー性の打球はダイビングキャッチを試みた中堅手の右を抜けた。先制点をもたらし、これで3試合連続打点。「いい展開にもっていくことができた」と胸を張った。
自身の調整を信じて今がある。4日にレギュラーシーズンの全日程が終了。本拠地で調整する主力もいる中、フェニックスリーグへの参加を志願した。首脳陣の中には万が一の負傷を危惧する声もあった。それでも最後は実績十分のスラッガーの意見が尊重された。
宮崎では3試合に出場し、うち2試合はDH起用だった。リスクを少なくするための判断。その埋め合わせとしてランメニューを自身に課した。「ランニングもやってきたのでキレが出た」。体との“対話”を続け、納得の状態でポストシーズンに臨んでいる。
日本シリーズ進出。山川にとっては初めての大舞台となる。「またちょっと間隔が空くので」。セ・パ頂上決戦へ、さらにベストを追求する。【佐藤究】



