26年3月5日に開幕する次回WBCまで、ちょうど1年!侍ジャパン初選出の若侍が、25年の侍1号を先頭打者弾で決めた。「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2025 日本VSオランダ」の5日オランダ戦で、水谷瞬外野手(23)は「1番指名打者」でスタメン出場。1回先頭、初打席初スイングでバックスクリーンに先制アーチを描いた。自主トレで弟子入りした松田宣浩野手総合コーチ(41)の前で“熱男ポーズ”も継承。井端監督が求める「長打」で奪った先制点で勢いをつけ、投手陣も完封リレーで危なげなく快勝を収めた。
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熱い魂で師匠と共鳴した。水谷がファーストスイングで沸かせた。1回先頭、オランダ先発ケリーの2球目の148キロ直球を捉えた。バックスクリーン左へ先制ソロ。侍ジャパン初打席初スイングで初安打初本塁打初打点と「初」だらけの一打に「ドキドキで打席に立ちました。松田コーチから『1打席目が大事』と言われたので、積極的にいきました」と応えた。
師匠に成長ぶりを見せつけた。三塁ベースを回ると天に指を掲げ、ベンチ横で“熱男ポーズ”をド派手に披露した。昨年12月に侍ジャパンの野手総合コーチに就任した熱男こと松田コーチはソフトバンク時代に共闘し、自主トレで3年間弟子入りした間柄。現役ドラフトで日本ハム移籍後に才能を開花し、日の丸を背負って共闘までこぎ着けた。
しかし、感動の再会…とはならず。顔を合わせた4日の大阪は雨が降り続いた。「俺らがこういうところで会うから雨なんや」と冗談を交えながらも、再会を喜んでくれた。“熱男ポーズ”を見せたのは松田への感謝と、急逝した当時3軍コンディショニング担当の川村隆史さんへの約束で披露した昨年6月のプロ初本塁打以来。「(松田は)尊敬する大先輩で師匠。立場が違うんですけど同じユニホームで結果を出せたことを含めて熱男をやらせていただきました」と侍初本塁打でも再び「あつお~!」と腹の底から叫んだ。
強烈な一振りで井端監督にもパワーをアピール。来年3月のWBCに向け、指揮官は前日4日の会見で「優勝する上でホームランは必要不可欠。1人でも多く、長打が期待できる選手が出てくれればうれしい」と求めていた。細川とともに現役ドラフトからの侍初選出となった水谷が、初打席で一発回答。「2年前だったら考えられなかった舞台。支えていただいた方々に感謝しつつ、明日以降も頑張っていけたら」とかみしめた。日の丸を背負い、より一層熱い魂で戦っていく。【小早川宗一郎】



