オリックス太田椋内野手(24)が球団史に名を残した。1-0の3回、1死二、三塁の好機で打席へ。ロッテ種市のカウント2-1の4球目、低めのフォークに合わせ、中前へ2点適時打を決めた。

「内野も下がっていて、楽に打席立てました。ちょっと浮いたフォークをしっかり打てたと思います」

これで4月の安打数は39本。球団右打者では84年4月のブーマー、03年9月の谷佳知の月間最多記録に並んだ。記録は「知っていましたけど、試合中は覚えてなかったです」。目の前の1球に集中した。パ・リーグの4月安打数でもブーマー、02年の小笠原(日本ハム)に並び、歴代5位に入った。

勢いが止まらない。開幕から全試合に出場し、打率4割1分1厘でトップを独走中。シーズン前に思い描いた成績より「はるか上で」と目を見開いた。岸田監督は「調子よく今、いっているので。対策もされるでしょうけど、このまま思い切って行ってくれたら」。さらなる活躍に期待を込めた。

18年ドラフト1位で入団し、度重なるケガにも苦しんだ。ケガ予防へ練習前に風呂につかり、入念にストレッチ。打撃練習から低く強い打球を意識し、打席でも「追い込まれてからの粘り」に手応えを感じている。

太田を含め、5回までに先発全員安打の12安打と打線が爆発。太田は「周りにしっかりつないでいく気持ちでやっています」と気負わず安打を量産している。これで今季ロッテ戦4戦4勝。4月を2位日本ハムにゲーム差1・5の首位で終えた。5月も太田が好調打線をけん引する。【村松万里子】

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