阪神村上頌樹投手(26)が2戦連続の完封勝ちで、両リーグトップの6勝目を挙げた。9回を投げて98球と自身初のマダックス(100球未満での完封)も達成した。
チームは雨天中止となった9日から一夜明けて白星を挙げ首位をキープ。前回の4月29日~5月1日の3連戦(バンテリンドーム)で今季初の同一カード3連敗を喫した中日に、本拠地甲子園で一矢報いた。
先発の村上は初回、1死二塁で上林に右前打を浴びるも、右翼手森下の本塁への好返球もあり無失点スタート。その後は二塁を踏ませぬ好投で、9回5安打無失点だった前回2日ヤクルト戦(甲子園)に続く完封勝利となった。
先制は乗りに乗る森下翔太外野手(24)のバットからだった。中野が左翼への二塁打を放ち1死二塁で、中日先発高橋宏の151キロ直球を捉えて先制の中前適時打。4日ヤクルト戦(甲子園)から続いていた連続試合本塁打は4でストップしたが、リーグトップの安打数は47に。さらに6回2死三塁で4番佐藤輝明内野手(26)が左翼へ適時二塁打。リーグトップを走る打点を32に伸ばした。
この日は毎年恒例の女性ファン向け「TORACO DAY」を開催。スタンドから黄色い声援を送ったTORACOたちを喜ばせた。
◆マダックス 100球未満での完封を意味する造語。大リーグのブレーブスなどで通算355勝を挙げ、殿堂入りしたグレグ・マダックスは、通算35完封のうち13度を100球未満で達成。抜群の制球力で「精密機械」と呼ばれた。
▼村上が98球で無四死球完封勝ち。阪神で100球未満の完封勝ちは21年10月2日中日戦で97球の高橋以来となり、村上は初めて。同投手は2日ヤクルト戦も与四死球0で完封勝ちしており、2試合連続無四死球完封勝ちは20年9月11日広島戦、同17日巨人戦で記録した西勇(阪神)以来でセ・リーグ10人目。阪神では69年5月7日広島戦、同11日巨人戦の若生、20年西勇に次いで3人目だ。これで村上は4月18日広島戦の3回から28回連続与四死球0と、抜群の制球力を見せている。



