巨人泉口友汰内野手(25)が一心不乱に振り抜いた。2回1死一、二塁、阪神先発のデュプランティエの145キロカットボールをはじき返した。先制の右翼線への適時二塁打を「先制点がほしいところで、ランナーをかえせて良かったです」と興奮気味に振り返った。チームにとっても貴重な先制打は泉口自身にとっても待望の一打だった。
長いトンネルで苦しんだ。16日の中日戦以来の15打席ぶりの安打で、適時打は7日の阪神戦以来だった。「毎日必死です。弱気になっちゃいけないと。正直、きついっすよ」。開幕2軍も4月9日のDeNA戦からスタメンに定着。同13日の広島戦からは1番に抜てきされた。
結果を残し続けることの難しさを痛感させられた。4月は3割1分3厘と好調をキープするも、5月に入ってからは試合前時点で2割1分5厘と低迷。前日21日はスタメンから外れ、この日は打順を7番に落とした中での一打だった。遊撃の守備では4回無死二、三塁で大山の遊ゴロを本塁への好送球で追加点を阻止。大阪桐蔭時代に夢を追いかけた聖地・甲子園で我武者羅にプレーした。
マウンドでは山崎が甲子園の“魔物”と戦った。今季はここまで7試合に先発し、5勝1敗、防御率1・17と好投を続ける。一方で甲子園ではプロ入り後、6試合で0勝3敗、防御率3・86と白星が遠い。「マツダと甲子園は勝ってない。今年中にそれを終わらせられるように、今年はやっぱり過去3年と違う自分でいたいと思うので、今年こそ勝てるように頑張りたいと思います」と気合十分だった。
人事は尽くした。4回に佐藤輝の投手強襲の打球が左足付近をかすめるもなりふり構わず続投。7回に代打を送られ、6回2安打2失点(自責1)の好投を披露した。【為田聡史】



