猛虎の無敵リリーバーは石井だけじゃない! 阪神及川雅貴投手(24)が敵地広島戦で貫禄十分の“火消し”を披露し、セ・リーグ2位タイの15試合連続ホールドを記録した。2点リードの6回2死満塁で代打秋山を見逃し三振に仕留めた。現役時代の藤川監督が05年に記録した同1位17試合連続ホールドまで残り2試合。抜群の安定感でチームを3連勝に導き、指揮官の背中はもう間近だ。

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及川は今夏、人知れず初心に返っていた。

「1試合1試合にかける思い、1球1球に対する姿勢やプレーは自分たちも見直さなきゃいけない」

夏の甲子園で8強入りした母校・横浜高の奮闘をスタンドから生観戦。高校球児の執念からエネルギーをもらったのだ。

横浜高は今春のセンバツで日本一を達成。シーズン開幕直後の吉報は先輩左腕の心身を突き動かした。4月中旬から5月中旬にかけて11試合連続無失点を記録。いつだって後輩たちの躍動はモチベーションとなっている。

自身は高校時代に3度、甲子園に出場している。1年夏からマウンドを任され、2年夏、3年春と3年連続で聖地に立った。初めて降り立った時に「テレビの世界」と感じた舞台は今や職場。高校時代は最後まで「慣れることはなかった」という緊張感も、堂々と楽しんでいるように映る。【阪神担当=塚本光】

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