プロ野球の各球団から戦力外となった選手が新たな所属先を探す合同トライアウト「エイブル・トライアウト2025」が、4174人を集めて、マツダスタジアムで行われた。昨年までは各球団の持ち回りで行われていたが「役割を終えた」として、今年からプロ野球選手会が主催に変更。スカウトはMLBなど海外も含めて総勢114人が視察した。
選手会の森事務局長は「少しでも選手にチャンスを与えたい。広島の選手は『地元で応援もしてもらった』と言っていた。今回も12球団来ているし、最終確認の場にはなる。韓国にもアジア枠ができて、選択肢が広がった」と存続した意義を語った。
訪れたスカウトはNPBが12球団29人、オイシックス新潟とくふうハヤテが6人、米大リーグ(MLB)球団が8球団8人、韓国リーグ(KBO)が8球団20人、独立リーグが10球団19人、社会人が19チーム32人で合計114人だった。NPBだけを進路と考えている選手は少ないだけに、多様な選択肢を提供したといえる。
選手会主催だけに、選手に寄り添うスタイルとなった。昨年は投手1人が、打者2人と対戦した。2球で終わってしまった投手がいたことから、今年は3人となった。カウントも1-1からではなく、0-0から始めた。森事務局長は「要望がある限り。引退試合ができる選手は少ない。ファンが見に来られるメリットもある」とし、来年以降の存続にも前向き姿勢を見せた。最多でも2回としている受験回数制限は維持する見通し。開催球場については「できるだけ12球団の本拠地でやらせてあげたい」とし、雨天順延がないドーム球場を第1希望に挙げた。



