11年ぶりの日本球界復帰を目指していた前田健太投手(37)の楽天入団が決まった。26日、球団が契約合意したことを発表した。
日米通算165勝を誇る実績十分の右腕に対し、巨人なども獲得調査を行っていたが、先発陣強化が急務だった楽天入団が決まった。
今季の楽天先発陣はシーズンを通して苦しんだ。先発防御率はリーグ最下位の3・72で、チーム最多勝は2年目の古謝、リリーフ西垣の7勝と2ケタ勝利には届かず。規定投球回到達者は球団初のゼロとなった。
昨季、自己最多11勝を挙げて2年連続の開幕投手を務めた早川は、わずか2勝にとどまった。さらにエースの期待を背負った左腕は、9月に左肩を手術した影響で来季開幕に間に合うかは不透明な状況だ。
海外FA権を行使した則本はメジャーを第1目標に移籍先を模索している。外国人投手はハワードが5勝したが、故障がちで登板9試合とシーズン通して稼働できなかった。ヤフーレも実力を発揮できずに2勝止まり。両外国人は退団する可能性があり、新戦力として前ロッキーズのロアンシー・コントレラス投手(26)を獲得するなど補強に着手している。
そんな投手事情を厚くさせる切り札として、前田はうってつけの存在といえる。広島のエースとして活躍し、10年から6年連続で2ケタ勝利をマーク。その間に最多勝、沢村賞にそれぞれ2度輝いている。
15年オフにポスティングでドジャースに移籍し、渡米1年目に16勝、17、19年にも2ケタ勝利を挙げた。今季は5月にカブスとマイナー契約を結び、8月からはヤンキース傘下3Aに所属。シーズン終了まで投球を続けた。メジャー通算では226試合に登板して68勝。人気、経験ともに申し分のない前田の加入は、楽天投手陣にとって大きなプラス材料がそろっている。



