ポーカーフェースルーキーは、ゼロを並べ続ける。巨人ドラフト1位の竹丸和幸投手(24=鷺宮製作所)が28日、沖縄・那覇で韓国・サムスンとの練習試合に6回から4番手で登板。最速150キロをマークし、3回パーフェクトの好投を見せた。春季キャンプの実戦では計8イニングを無失点。即戦力の片りんを見せつけている。
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8回2死、サムスン8番ジャンに対し高め148キロ直球で空振り三振に切ると、竹丸は表情変えぬまま、さらりと帽子をかぶり直した。3回40球4奪三振無失点。キャンプ最長の3イニングも難なく抑え、打者9人をパーフェクト。「真っすぐも良かったですし、変化球も狙ったところにいったので良かった。90点です」と納得の自己評価だった。
指揮官からの評価も抜群だった。阿部監督は「1回打たれるのも見てみたい」。それもそのはず。11日紅白戦で1回完全投球の実戦デビューを果たすと、17日ロッテ戦、22日中日戦と続けて2回0封。この日も連続無失点を継続した。点を与えない竹丸に「マウンドの立ち姿がいい。(打たれた時は)勉強になると思う」とさらなる成長を期待した。
6回には150キロをマークし、プロ入り後初となる大台に乗せた。加えて、この日のストライク率は62・5パーセント。2番手で登板した昨季11勝の山崎を4%以上、上回り、安定した制球力も披露した。木村データアナリストは「いつでもどのカウントからでも、どの球種も投げられる。苦手な球種がない」と説明。ストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップと投じた4球種全てでカウントを整え、打者を手玉に取った。
初めてのキャンプで結果を残し「けがなく終われたので、一番良かったかな」と振り返った。先発陣は実績のある山崎、戸郷に好調ぶりを示す田中将、則本のベテランコンビ、さらに新外国人トリオとライバルは多い。キャンプ後のオープン戦からサバイバルは本格化するが「まだ長いイニングを投げていないので、1戦1戦しっかり投げていきたい」と静かに闘志を燃やした。目標の開幕ローテーション入りへ、まだ失点は許さない。【北村健龍】



