ヤクルト丸山和郁外野手(26)が初めてサイクル安打を達成した。お立ち台では「とってもうれしいです」と満面の笑み。プロ野球では昨年8月19日ヤクルト戦(神宮)で達成した巨人丸佳浩以来73人目、78度目となる。
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ヤクルト丸山和はヒーローインタビューで「パパになりました」と発表した。
人生の中で大きな節目ともなる今年。開幕直後はベンチスタートが続いた。初スタメンは9試合目の4月7日阪神戦。セ・リーグ記録に並ぶ16奪三振を記録した才木から2ランと二塁打を放った。打撃で結果を残し続け先発出場の機会が増加。この日で打率4割4分4厘、2本塁打、8打点でOPSは1・156だ。
結果に左右されないことで結果が出ている。「一喜一憂しないことや継続することを今年はずっと意識してやっている」。この日のように大活躍した後でも喜びすぎることはなく、悔しい結果に終わった後と取材での表情や声のトーンはあまり変わらない。自主トレ、キャンプから打撃の鍛錬を続けている。強い心で状態を上げている。
サイクル安打達成後も集中力を切らさず、右前打を重ねた。「アピールしなければいけない立場。もっとしっかり結果出せるように」と慢心しない。今年から活動を再開したマスコット「つば九郎」の姿を開幕前、久しぶり見ると笑みを浮かべ、「よし、頑張ろうと思える」と語っていた。チームとしても個人としても、飛躍の年にする。【塚本光】
▽ヤクルト宮本(7回に代打では初本塁打となる1号3ラン)「代打で打てたので、ただそれがうれしい。(自主トレ仲間の丸山和は)めちゃくちゃずっと頑張っていた。僕もずっと今年はやると言って一緒に頑張っていたので、すごくいい形で報われた感じで自分のことのようにうれしかった」
▽ヤクルト吉岡打撃コーチ(丸山和について)「ずっといい状態なので、対応も考え方もすごく今はっきりしていて、思い切ってトライできているのはいいところ。いい準備ができている」
▽前橋育英・荒井直樹監督(高校時代の丸山和を指導)「中学校も部員が10人ぐらいしかいないところだった。そこからうちに来てくれてすごく成長してくれて。野性的な勘を持っている子だった。見ていてワクワクする選手でした。すごく誇りですよね。うれしく思っています」



