ソフトバンクの大津亮介投手(27)が、ど根性投球で先発の役目を果たした。
0-1の2回だった。2死から若月の打球が左すねを直撃。その場に倒れ込み、しばらく起き上がることができない。表情もゆがむ。駆け寄ったトレーナーの肩を借り、治療でベンチ裏に下がった。しかし、数分後にマウンドへ。続投だ。「意地でも投げようと。少しでも投げられそうだなと思ったので」
結果的にこの回さらに1点を失うも、3回以降は無失点投球。5回以外は走者を背負う展開も、計3度の併殺で粘りに粘った。6回を8安打2失点。ハーラートップタイ5勝目を逃すも、気持ちのこもった99球の熱投だった。小久保監督も「よく6回まで投げましたね」と目を細め「まともに当たっていたので。様子は見ないといけない」と次回登板へ患部の状況を慎重に見極めていくつもりだ。
責任感だった。開幕投手の上沢は故障離脱、大関ら開幕ローテ投手は不振で再調整を余儀なくされている。先発事情が厳しいだけに「簡単に(マウンドから)降りますとも言えない。中継ぎの負担もあるので」。窮地に奮い立ち、今季7度の登板はすべてクオリティースタート(6回以上自責3)だ。
右腕の好投もむなしく、チームは3カード連続初戦黒星。4位に転落し、再び借金生活に突入した。



