「日本生命セ・パ交流戦」は26日にセ・リーグ本拠地から開幕する。

阪神は昨季7連敗を喫するなど8勝10敗と負け越したが、今季はオリックス、日本ハムでプレー経験がある伏見寅威捕手(36)が新加入した。パを熟知する14年目のベテラン捕手で、昨年は日本ハム伊藤大海とともに最優秀バッテリー賞を受賞。交流戦キーマンにパの球団関係者たちも警戒を強めた。

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昨季はセが43勝、パが63勝、引き分けが2。上位6チームがパ球団だった。阪神は広島に次ぐセ2位も8勝10敗で借金「2」。道中7連敗と失速した苦い思い出がある。

だが、今年はパを熟知するベテラン捕手が加入した。オリックスで10年間、日本ハムで3年間プレーした伏見だ。交流戦はかつての友やライバルが相手。昨季は日本ハム伊藤を沢村賞右腕へ導き、最優秀バッテリー賞も受賞した。パ球団の関係者は「パ・リーグのことを知っているし、その経験値をチームに共有する。対戦相手ならば絶対にいや」と警戒を強め「脅威」とも表現した。

特に開幕カードの日本ハムと、最終カードのオリックスは古巣戦で“丸裸”になってもおかしくない。伏見を良く知る関係者も「伏見は苦労している。特に守備のことはよく勉強している」と証言した。今季“無双左腕”の高橋遥人を4完封に導いたリードは努力のたまもの。別のパ球団関係者は「こちらの打者の傾向が分かっている選手。他のセ・リーグのキャッチャーと比べても不気味」と見解を述べた。

一方で正反対の見方もあった。伏見がパ打者の傾向を知っているのは、裏を返せば、伏見の配球データなども相手球団は知っている。「お互い様という見方もある。こちらも伏見選手の配球の傾向はデータがある」という声もあった。逆に坂本や梅野、さらに嶋村のリードは傾向がつかめないという見方だ。

阪神は交流戦優勝の例がなく、通算成績は444試合で210勝、220敗、14分け、勝率4割8分8厘。現在は3年連続負け越し中で、12勝6敗だった22年以来の勝ち越しに期待がかかる。好影響となりそうな伏見の活躍に期待だ。