ブレーブスは26日(日本時間27日)、ヤクルトでも活躍したメジャー通算218本塁打のボブ・ホーナー氏が死去したと発表した。68歳。
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39年前、ホーナーの衝撃の3発を神宮球場で見た。前日5月5日に来日1号。「明日は打たないだろう」と思ったのか、ヤクルト担当は休日を取った。巨人担当で広島遠征から外れていた私が急きょ、神宮に行くことになった。
「今日は打たないだろう」と思っていた矢先の1回、左翼中段へ弾丸ライナーの2号をたたきこんだ。「やばい、これは忙しくなる」と心がざわつく。第2打席は四球。第3打席、今度は左中間へ3号。「これは1面だ」。さすがに覚悟を決めた。そして7回。バックスクリーンへ3本目をぶち込んだ。もう、あきれるしかなかった。
デスクから「何行書いてもいい」と電話が来た。当時は1行14文字で1面は80~90行。無我夢中で原稿用紙にペンを走らせ、ファクスで記事を送った。できあがった紙面を見ると130行(約1800文字)もあった。
翌朝、デスクの指令でホーナーの自宅マンションへ。眠そうだったが新聞を受け取ってくれた。その後、神宮に行くと球団広報から「自宅には絶対に行かないように!」と説教された。
今思えば、良いものを見させてもらった。記者人生の中で間違いなく3本の指に入るインパクト。忘れられない夜になった。【福田豊】



