楽天は17日、新監督に昨季までロッテ監督だった吉井理人氏(61)が就任すると発表した。背番号は「81」。同日に仙台市内で三木谷浩史オーナー(61)も同席して就任会見が行われた。三木谷オーナーの主な一問一答は以下の通り。
(質疑応答冒頭)
楽天グループとしてはですね、二つの大きなプロスポーツを持っております。一つは東北楽天ゴールデンイーグルス。もう一つはヴィッセル神戸というJ1のチームでございます。ヴィッセル神戸も2度の降格を経験するなど、本当に苦しい時期はあったんですけども、この4年間で3回の日本一になると、そしてACLもですね、準優勝まで進むということで、本当に強豪チームに進化していったのかなというふうに思っています。その中には、やはりですね、単純な強化だけでなくて、いわゆるチーム、クラブのいわゆる文化、そして、メンタルの強化等々、いろいろあったというふうに思っておりますので。その経験を生かしつつですね、楽天イーグルスも本当に最強球団への進化というのは、なかなかいばらの道かもしれませんが、東北の皆さんと一緒にですね、行っていきたいと思っております。以上です。
-シーズン中に外部からの監督招請は異例だが、狙いは
先ほどご説明させていただきました通り、今年はですね、1軍だけではなくて、球団全体として、中長期的な取り組みというのを始めております。残念ながら今は最下位という成績なんですけれども、このシーズンを思い切ったことをやることによってですね、単純にこれから一戦一戦の成績を良くしていくということとともにですね、やはり中長期的なところも取り組んでいく、この期間もとても重要であるという決断に至りまして、そして、以前からですね、我々が目をつけていたと言ったらあれなんですけれども、注目しておりました吉井理人さんにお会いさせていただいて、いろいろお話しさせていただいたところ、ご決断をいただけたということで大変うれしく思っております。
-吉井新監督に声をかけた理由
数ある日本一に輝いたというプレーヤーとしての実績、また、日本だけでなくて大リーグでも、メジャーリーグでも活躍されていたということもありますし。侍ジャパンの方でもコーチとして世界一に到達したと。その時に実は栗山監督とも以前、お話をさせていただいたことがありまして、これはちょっと裏話になっちゃいますけども、吉井さんのことを非常に高く評価されているというようなこともあって。また、その後、ロッテのコーチ、監督、ということでもタクトを振るってきたということかなって思っています。そういう意味ではですね、さまざまな経験があるだけでなくて、筑波大学の修士も取られているということで、コーチ論もですね、しっかりと現場だけでなくて理論的にも勉強されているということもありますし。今後ですね、チームの礎を築いていっていただく上で適任という判断をさせていただいて。シーズン途中がいいのか、それともシーズン終了後がいいのかという判断はありましたけれども、やはり、今、まだまだ、まだ6月ですので、この1年間を無駄にしないという意味においても、このタイミングでの、いわゆる就任の、お願いをさせていただいたということでございます。
-シーズン途中での就任で現場、フロント、会社全体のサポートも重要になる
そうですね。我々が入ったのは2004年ですか。そこから23年ということなんですけども、他の球団は60年、70年、80年という歴史がある中ですね、まだまだ、当時のディスアドバンテージが正直言って残ってるのかなというふうに思っております。それは1軍だけでなくて、やはり球界、球団、全体として、まだまだ課題があるというふうに考えておりますので。当然、いわゆる組織面での強化、また、今までは単純な野球道みたいな感じだったと思うんですけども、近代野球ではフィジカルも、それからメンタルも、またメカニクスも、データも、すべてを統合したですね、高度なスポーツに進化していっているというふうに思っておりまして。残念ながらですね、我々は多少出遅れているかなというふうに思っておりますので、設備面、組織面、人材面、すべてにおいて、今後大きな投資をしてですね、楽天イーグルスを最強球団にしていく。中核として吉井さんにもリーダーシップを発揮していってほしいと思ってます。



