“感謝と自己犠牲の人”日本ハム加藤貴之投手(34)が、5連勝で7勝目を挙げた。7回2死からポランコに2ランを浴びるまで、わずか68球。100球未満で完封するマダックスペースでアウトを重ね、7回4安打2失点の快投。「点を取られても、まだまだ点差がある状況だったので、伸び伸び投げられた。(捕手の)田宮がいい配球をしてくれましたし、野手の援護もあったので、いい投球ができた。感謝です」と、謙虚に振り返った。

これで7勝1敗。唯一、黒星を喫しているのが4月15日のロッテ戦だった。味方が5点を返して逆転した直後の3回に3失点し追い付かれた。無死一、二塁から珍しく初球ボールから入り、カウント1-1から西川に3ランを浴びた。結果的に自己ワースト8失点。初球から積極的に振ってくるロッテ打線を警戒し過ぎた反省から「どんどん振ってくるが、しっかりとコントロールして。1球でアウトを取れたらすごい楽。そこは気をつけた」。絶妙な制球力で直球、変化球いずれも、ほぼストライクゾーンの四隅に投じ、ロッテ打線から凡打の山を築いた。

今季は中継ぎ登板にも回り、若い先発陣に登板機会を与えるため、17日には2軍で調整登板。チームのために、いろんな役回りをこなす分、59回1/3と規定投球回には達していなくても、8勝のエース伊藤に次ぐ7勝目。「チームを引っ張るのは(伊藤)大海とか北山。陰ながら頑張ります」。いぶし銀の地道な奮闘が、縁の下でチームを支えている。【永野高輔】

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