ソフトバンクの前田悠伍投手(20)が無傷の今季7勝目を挙げた。敵地ロッテ戦に先発し、7回を4安打無失点。高卒3年目以内の開幕7連勝は15年大谷翔平(日本ハム)以来。さらに、球団では南海時代の65年林以来、61年ぶりとなる快挙だった。
「1試合1試合、自分のピッチングができている。変化球を低めに集められたのが一番良かった」
98球目。ピンチでギアを上げた。3-0で迎えた7回2死二、三塁の場面だ。代打の佐藤をわずか3球で追い込む。最後は外角低めへフォークを投じ、バットに空を切らせた。自己最多に並ぶ8奪三振目だ。得点圏被打率5分7厘の強心臓ぶりをプロで唯一の黒星を喫した敵地千葉で発揮した。
「一打で点が入る時とかは自然と力が入る。意識は1個(ギアを)上げる感じですね」
小久保裕紀監督(54)も「頼もしく見えてきましたね」と絶賛。続けて「結果につながると自信になるでしょうし、トッププレーヤーに上り詰めるサイクルに入っている気がします」と20歳の成長スピードを認めた。防御率もここまで1・55。プロ3年目で新人王の資格も持つ。期待値はさらに上がりそうだ。



