ヤクルトが今季最長タイとなっていた連敗をついに「7」で止めた。苦しい戦いが続いた9連戦。3本塁打を放ち白星で締めた。2回1死二塁で内山壮真内野手(24)がスライダーを捉えて左中間への2ラン。さらに2死一、二塁。赤羽由紘内野手(26)が直球を強振し左越えの逆転3ランを放った。6回の2死一、二塁から長岡秀樹内野手(24)が1号の右越え3ランを放ち、貴重な追加点を入れた。

   ◇   ◇   ◇

ヤクルトは神宮での「ポケモンベースボールフェスタ2026」最終3戦目で“エンジン”が効いた。試合前の円陣の声出し担当は今季初の赤羽。「9連戦最後なので。最後は気持ち、根性、気合。これできょういきますよ!」。ナインにも自分にも気合を注入した男が決勝弾を放った。

「みんなで『絶対勝つぞ』という強い気持ちを持って試合に臨めた。まずは今日勝てて良かった。今年初めて円陣をしたので、なんとかいい勢いで、チームの流れを持ってこれたらなとか思いながら声出しした」

試合を“ひっくり返した”逆転3ラン。声でもプレーでも勝利をたぐり寄せた。本塁打等の後にはみんなで両手を顔に向けて動かす、大だるからお酒を飲むようなポーズ。勝利の美酒を飲むぞ、と強い気持ちを持ってチーム一丸で戦った。

大型ビジョンに出た好きなポケモンは「カエンジン」の、池山監督も勝利への強い執念を持っていた。試合前に「今日はオセロ作戦と(コーチ陣に)言った。今日勝てば(初戦白星で間の7戦黒星が)全部白に変わる気持ちで」。負けが続いていても下は向かない指揮官らしい。円陣を担当した赤羽の1発で試合をひっくり返し、有言実行の白星締めだ。今季のスローガンは「燕心(エンジン)全開」。エンジンをかけ直し、また白星を並べていく。【塚本光】

【プロ野球スコア速報】はこちら>>