楽天ファーム選手の現在地をリポートする「犬鷲通信」。第5回は、強肩の遊撃手として24年育成ドラフト1位で入団、高卒2年目の岸本佑也内野手(19)にスポットを当てた。

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1年目はキャンプ中のけがもあり、出場7試合にとどまったが、今季は26日現在、ファーム・リーグで40試合に出場し、123打数31安打8打点。「1年目は悔しい思いをしたので、今年はなんとか頑張って安定できるように」と、重心に改良を加えたフォームで結果を求めている。

オフは地元が近く、慕う大阪出身の入江大樹内野手(24)に弟子入りを志願。12月から約1カ月間、打撃に注力した自主トレを共に行い、毎日3時間ほどマシン相手に振り込んだ。「心身ともに鍛えられたと思います」(入江)と、充実の期間を過ごした。

岸本は高校時代まで、投手兼遊撃手としてプレー。出場機会を増やすために、2カ月ほど前から二塁と三塁の守備にも挑戦する。「自分は細かく足を動かすというより、元々肩が持ち味なので、三塁はしっくりきています」。1年目にテーマとして取り組んでいた「体づくり」でも5キロ増。下半身を鍛えたことにより、守備時の体幹も安定してきた。

昨年は高卒ルーキーが岸本のみで同学年不在だったが、大栄、伊藤大の入団により後輩ができ「安心感ができました」と心に余裕も生まれた。悔しさをぶつけ、成長につなげる2年目は「得点圏でしっかりランナーをかえせるような打者へ」と意気込む。「練習からしっかりシチュエーションに対応することに励んでいきたい」と勝負強さにも磨きをかける。【高橋香奈】

◆岸本佑也(きしもと・ゆうや)2007年(平19)1月30日生まれ、奈良県橿原市出身。真菅北オークリングス-橿原磯城シニアを経て、奈良大付でプレー。高校3年夏は奈良大会準Vに貢献し、同年育成ドラフト1位で楽天入団。180センチ、74キロ。右投げ右打ち。