日本ハム有原航平投手(33)が、9回118球を投げ、復帰後最多11三振を奪い、自身初の2試合連続完封勝利を挙げた。「進藤がうまくリードしてくれたので、いいリズムで投げられた。(楽天)古謝投手もすごくいい投球をしてたので、先に点を取られないという気持ちだけで投げてました」と振り返った。

初回、いきなり1死一、二塁のピンチを招くも動じなかった。マッカスカー、村林を打ち取り無失点。3回には2者連続三振でNPB通算1000奪三振に到達した。記念ボードを手渡した新庄監督は「すごかった。このまま全部完封で締めてもらわないと」と、さらなる快投を期待した。

昨季まで2年連続最多勝右腕が前半戦は2勝6敗と苦しんだが、後半戦は2戦2勝。2軍再調整を経て「春先より、自信を持って真っすぐを投げられているのは間違いない」。直球の切れが得意の変化球を生かし始め、7月2日オリックス戦でNPB100勝、8月2日の前回登板で復帰後初完封。ふがいなかった今季序盤を踏まえ「もう勝っていくしかないので」と、自らを追い込みながら、勝利を拾い集めてきた。

11日が34歳のバースデー。2日前に自らの好投で前祝いし「そういう年でもないのですが、負けるよりは勝つ方がいい」。1つ年を重ねたベテランが、ここからさらに老練な投球を披露し続けていく。【永野高輔】

▼通算1000奪三振=有原(日本ハム) 9日の楽天19回戦(エスコンフィールド)の3回、中島を空振り三振に仕留めて達成。プロ野球161人目。初奪三振は15年5月15日のオリックス10回戦(札幌ドーム)で駿太から。

▼日本ハム有原が自身初となる2試合連続完封。スコア1-0の完封は、ソフトバンク時代の昨季7月1日日本ハム戦に次いで2度目。2年連続で1-0完封は24、25年伊藤(日本ハム)がいるが、有原のように違うチームで続けて達成は99、00年の星野伸(オリックス→阪神)と工藤(ダイエー→巨人)以来26年ぶりになる。有原は前回の1-0完封が11三振で、この日も11三振。2桁奪三振の1-0完封を複数球団でマークするのは、2年連続に限らず有原が初めて。

【日本ハム】有原航平、自身初の2試合連続完封 NPB通算1000奪三振も