リーグ連覇を狙う阪神が巨人との首位攻防3連戦で連勝。2ゲーム差に広がった。前日11日は4本塁打、この日は3本塁打の圧勝劇。東京ドームの猛虎花火大会には続きがあった。
1回1死一、二塁で佐藤輝明内野手(27)が左前に決勝打。幸先よく先制したが、見せ場はこの後だった。球場が騒然としたのは2-0の3回だ。
1死で森下翔太外野手(25)が「自分のスイングをしただけ」と2試合連発の中越え28号ソロ。キングが口火を切り、佐藤が右翼席へ運ぶ2者連続アーチで続いた。たった2スイングで反撃を試みる巨人を沈黙させた。2試合連続のアベック本塁打。この2人なら球団史上初の3試合連続すら夢じゃない。
佐藤は止まらない。7回にはこの日2発目の26号ソロで通算150本塁打に到達。「いろんな人に支えてもらってここまで来られた。本当に感謝したい」。敵地で堂々と記念ボードを掲げる姿はスラッガーそのものだった。
3カードぶりの勝ち越しは宿敵巨人から奪った。直接対決の星取は優勝争いにおいて何より重要な意味を持つ。藤川球児監督(46)は「いやもう本当に選手がよくやってくれました」とたたえた。真夏の天王山、第3ラウンドをスイープで決める。【只松憲】
▼プロ6年目の佐藤が7回に船迫から今季26号を放ってプロ野球183人目の通算150本塁打を達成。初本塁打は21年3月27日ヤクルト2回戦(神宮)で田口から。日本人選手では90年清原(西武)22年村上(ヤクルト)が5年目に達成しているが、阪神で6年目は74年田淵に並び最速。また、前日に続いて森下と佐藤が本塁打。2人のアベック本塁打は通算17度目で、2試合連続は初。阪神の2試合連続アベック弾は18年7月21、22日DeNA戦のロサリオと糸井以来で、巨人戦で記録したのは10年7月2、3日のブラゼルと鳥谷以来、16年ぶり。13日の試合で球団初の3試合連続アベックを目指す。
▼阪神は東京ドームの巨人戦で今季9勝2敗。52年のフランチャイズ制以降、阪神がビジターの巨人戦で9勝は昨年(9勝4敗)に並び最多となり、2年連続9勝は91、92年広島に次いで2度目。今日の試合で60年広島、84年中日、97年ヤクルトがマークしたビジター巨人戦10勝に挑戦する。



