今季限りで現役を引退するソフトバンク中村晃内野手(36)が22日オリックス戦(みずほペイペイドーム)で1軍に復帰する。7月3日に引退会見を行った際に小久保裕紀監督(54)は「まだお疲れさまではない。戦力として考えている。8、9月の終盤の代打の切り札、状態がよければ一塁のスタメン。優勝のピースとして考えている」と話していたが、その言葉通りとなった。

引退を決意し、6月9日に出場選手登録を抹消。その後は2軍で29試合に出場し、59打数17安打の打率2割8分8厘、1本塁打、10打点と数字を残してきた。みずほペイペイドームで引退会見をした日も、タマホームスタジアム筑後での阪神戦に代打で出場し左前安打。筑後の室内で黙々と打ち込む姿も、若手への大きな刺激となっている。

引退会見では「もちろん状態が上がらなかったり、結果が出なければ戻るつもりはない」と話していた。残り33試合、優勝へ向け重圧がかかる場面が増える中、実力で帰ってきた。

この日は球団から本拠地最終戦の9月27日オリックス戦で「引退セレモニー」が試合後に行われることが発表された。入場者全員に「中村晃応援ボード」が配布される。発表後にファンのチケット争奪戦が過熱。夕方の時点でほぼ完売となった。CS、日本シリーズと勝ち進めば、その雄姿をまだまだ見ることができる。2年連続日本一での、有終の美へ。背番号7の最後の戦いは、ここからがクライマックスだ。

○…中村晃の引退記念グッズが28日から球団公式オンラインストアで先行予約販売、9月4日からホークスストアで販売される。中村晃の希望により、今後発売される引退記念グッズ(ライセンス商品を除く)の売り上げの7%は「てんかん」啓発を目的とした活動団体「一般社団法人Purple Day Japan」に寄付される。