初心を取り戻した。日本ハム水谷瞬外野手(25)が22日、約1カ月ぶりの1軍昇格を果たした。「1番左翼」でスタメン予定も、無念の雨天中止で“復帰戦”は23日以降に持ち越し。「そういう日もあると思いますし、雨だったからどうというわけではない。別に気にしてはないです」と冷静に次戦を見据えた。
長かった2軍暮らしは決して無駄ではなかった。たどり着いたのは「良い意味で“無”」の境地。不調で7月21日に登録を抹消されてからすぐは「10日間で結果出して早く(1軍に)上がりたいという気持ちがあった」と回想する。だが、結果に固執しすぎてはいけないと気付いた。「野球を始めた頃の気持ちというか。ヒット(を打ったこと)を喜ぶ気持ちがちょっと欠けていた」。野球を純粋に楽しむ気持ちを思い出した。
季節は勝負の8月。現在3位のチームは2位西武との激しい順位争いを繰り広げている。その中でも「見ている人に楽しそうにやっているなと思ってもらえる姿でやりたいと思うので、結果うんぬんじゃなくて、そういう姿勢でできたらなと。状態がいいかどうかは別として、気持ちとしてはフレッシュです」。チームに活力を与える元気印が帰ってきた。【水谷京裕】



