2位西武がロッテに痛い1敗を喫した。今季初先発のロッテ高野脩汰投手(28)にことごとくタイミングが合わず、7回2安打無失点とほぼ完璧に封じられた。
空振りやポップフライを重ねた。西口文也監督(53)は「思ったより高めのゾーンで変化してきたり。それにしてもまっすぐもあまり弾けてはいない。絞っているけれども、ちゃんと対応ができなかった」とコメント。この日ばかりは完敗だった。
高野脩目線だと、この日を迎えるまで6回1/3で被安打5、奪三振7。西武打線としてはロングリリーフで苦戦する相手だった。プレートの三塁側を踏み、体を大きく使ってゆったりと投げてくる。いくつかの証言では右打者には奥行きが厄介で、左打者にはリリースの難しさが厄介という。
高め直球への空振りが目立ったが、これも高身長からの縦変化50センチ超をたたき出していることからうなずける部分。さらに独特のフォークが手ごわかった。西口監督が「思ったより高めのゾーンで変化する」と表現する球は、大きく落ちているように見えるものの、縦変化はプラス20センチと極端な数字ではない。長谷川信哉外野手(24)は「ホークスの杉山さんみたいな鋭く落ちるフォークではなくて、山がなくて軌道なりに落ちてくる感じ」と表現する。その特殊球ぶりに打線全体が苦しんだ。
完膚なきまでにやられたからこそ、すっきりと切り替えたい。4日からは首位ソフトバンク3連戦(みずほペイペイドーム)が控える。ここを勝てば大逆転Vへの望みがつながる。
相手投手に崩された時、次の打撃練習では何をやるべきか。仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチ(54)は「(技術的な)緊急手術をするようなことはしない」とし「技術というより、考え方の部分。今日も同じような形で(2打席続けて)凡退してしまっている。安定して数字を残すには打席の中での修正能力を付けないといけないので、そういう考え方の部分を、あらためてそれぞれと話をしようと思います」とした。【金子真仁】



