高卒ルーキーの西武横田蒼和内野手(18=山村学園)がシーズン最後の“6つの勲章”のうち、まず1つを堂々とゲットした。
22日までにファーム・リーグの年間での規定打席到達が確定。「最初3軍から始まって、2軍に上がりたいとは思ってたんですけどそんな簡単に上がれるところではないですし…最初に2軍に出場した時にワンチャンスをものにできて結果を残せたのは良かったと思います」と振り返った。
89試合で335打席に立ち、ここまで打率3割0分8厘、5本塁打、51打点。一般的に高卒1年目の選手は肉体強化に専念することも多い中、驚異的な成績といえる。
ここから2週間ほどであと5つ、勲章のチャンスがある。まずは「打率3割」だ。体調を崩したが感染症の検査は陰性で、21日から練習に復帰。問題なければ25日からのファーム・ハヤテ戦(清水)に出場できる。そこで1安打でもすれば、3割台がほぼ確定する。横田も「3割には乗せたいのと、あとはやっぱり首位打者も」と話す。
22日時点でファーム・リーグ中地区の打率ランキングで1位を走る。それどころかファーム14球団の規定到達者の中で唯一の打率3割台だ。
ひそかに計算もしたらしい横田は「皆川さんが…」と警戒する。4試合を残して打率2割9分9厘の巨人皆川岳飛外野手(23)があと22打席で年間規定到達が確定する。皆川が1試合5打席以上で全試合2安打以上すると、横田のこの先の成績次第ではデッドヒートの様相にもなる。
あのイチローも獲得した「高卒1年目の2軍首位打者」に輝けるか。「そこもですね」とあと4本で達する年間100安打をマークすれば、文句なしの首位打者になれそうだ。
3割、首位打者、100安打…勲章をひっさげて、高卒1年目での1軍デビューなるか。1軍は日本ハムとの2位争いが激化しているが、雨天中止の影響で10月5日、6日にロッテ戦(ZOZOマリン)が入る。ここまでに順位が確定していれば、横田のデビューチャンスは十分にある。
「今年1軍に出て、ヒットを打ちたいです」
1軍初出場、そして1軍初ヒット。春先から話していた目標も、十分に実現可能な力をつけている。【金子真仁】



