ソフトバンクが逆転大勝した。西武との今季最終ゲーム。クライマックス・シリーズ(CS)のファイナルステージで激突する可能性もあるだけに、容赦はなかった。
代役リードオフマンの1発が号砲だった。1点をリードされた直後の1回裏。1番右翼で先発出場の柳町達外野手(29)が右翼テラス席へ同点の2号ソロをたたき込んだ。西武先発武内のシンカーをバットで拾った。「うまく引っかかった打球だったので、頼むからホームランに届いてくれと思って走った」。不動の1番打者だった正木智也外野手(26)が体調不良で抹消。ここ2試合は代役1番を務める柳町はプロ初の先頭打者弾で打線に勢いをもたらした。この回、さらに2点を挙げあっさり勝ち越しに成功。5回には先頭打者の柳町の左翼線二塁打を起点に、6番山本祐大捕手(28)の3号3ランなどで4点。さらに6回には4番栗原が2戦連続となる39号3ランを右中間に運び2ケタ得点でレオを制圧した。チーム21年ぶりとなる「40本塁打」に王手をかけた主砲は「打ったのはフォーク。しっかり自分のスイングができました」と笑顔でダイヤモンドを周回した。
チーム60年ぶりのリーグ3連覇を達成し、敵地仙台で楽天に連敗。気の緩み? と心配させたが、勝者の哲学にもちろん慢心の文字はない。CSでのアドバンテージ2勝となる2位以下に10ゲーム差以上の新目標は必ず到達してみせる。「残り試合は少ないが、モチベーション高くやりたい」。小久保裕紀監督(54)も連勝に気を緩めることはなかった。



