オリックス1位の富士大・角田楓斗投手(4年=東奥義塾)は「新人王」へひた走る。

指名の瞬間を安田慎太郎監督(41)とチームメートと見守った角田は、名前が呼ばれると驚きの表情をみせたのち安堵(あんど)の表情。「1位を目指してやってきたんですけど、実際選ばれて喜びより驚きが大きかった」。指名後は、新天地に在籍する2学年上先輩の麦谷からも指名後、電話越しに「すごいな、がんばれよ!」とエールを受け「心強いです」と胸を高ぶらせた。

東奥義塾では、22年育成4位で巨人に入団した中田歩夢とチームをけん引。一足先にプロの舞台に進んだ同期を横目に「大学に行くなら1位でプロに」と自らを奮いたたせた。「24時間ずっと野球のことを考えてきました」。体づくり、武器の直球を磨き上げ、高い奪三振能力を誇るエースへと成長を遂げ、4年後の有言実行につなげた。

大阪には行ったことがなく「まずは勉強から」という慎重派右腕は、マウンドでは1年目からとばしていく。「新人王を狙っていきたい。最終的には『日本一の投手』を目指しているので山本由伸さんのようなピッチャーになりたいと思います」と真っすぐな瞳で誓った。「みちのくのドクターK」から「なにわのドクターK」へ、1歩目を踏み出した。【高橋香奈】

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