巨人小笠原道大内野手(40)が10日、FA宣言を行使することを表明した。

 ジャイアンツ球場での練習に集合した後に取材に応じた。

 「FAします。9月から球団と話し合い、球団の方にも最大限配慮してもらい、その中で数日前に決めた。最後にもう1度見つめ直して、新しいところで挑戦することを決断した」と意向を示した。

 日本ハムで活躍後、07年にFA移籍で巨人に入団。同年からのリーグ3連覇に貢献し、11年には2000本安打も達成した。だが近年は故障や不振に悩まされ、今季は出場22試合で、打率2割5分、1本塁打、8打点に終わっていた。巨人での在籍7年間を「どんな時も温かい声援をもらって、感謝の言葉以外、見つからない」と振り返った。今後について「今、言えることは、とりあえずFAをするということだけ。後は(全球団との交渉解禁となる)15日以降になる」と冷静に話した。