西武涌井秀章(22)と岸孝之(24)のWBC代表候補右腕は、ともに3回無失点だったものの、対照的な表情だった。明るかったのは先発した涌井。最速144キロの速球に、スライダー、カーブが低めにしっかり決まった。「想像以上に思ったとおりのところに投げられた。上出来です」と笑顔をみせた。2回は先頭から連打を許し唯一のピンチを迎えたものの、続く高山、野田から連続三振を奪って切り抜けた。

 懸案のWBC球についても「まだ慣れていないとは思うけど、マウンドに立ったら気持ちが入って気にならなかった」と、不安は薄れたようだ。先日、同年齢で仲の良い日本ハム・ダルビッシュからメールが届いたという。「153キロ出したっていう自慢のメールでした」。ライバルに刺激を受けた好投だった。

 4回から登板した岸には笑顔がなかった。3四球など制球が乱れ、3回で63球を要してしまった。特に低めの球が決まらず「制球がバラバラ。基本的なところを調整していかないと」と肩を落とした。疲労がピークに近いようで「少し休みたい」と、15日集合の代表合宿に向け体力回復を誓っていた。【高宮憲治】

 [2009年2月14日9時56分

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