ソフトバンク大隣憲司投手(24)が得意のハム料理で、CSへ弾みをつける。4日、日本ハム戦(札幌ドーム)に先発。3日に仙台から札幌へ移動し、日本ハムの室内練習場で汗を流した左腕は「レギュラーシーズンでの先発は最後だと思うので、ビシっと投げたい」と気合をのぞかせた。さらに「CSにつながる投球ができれば。嫌なイメージを与えられるように」と大隣。CSでの日本ハムとの対戦を見据え、相手に苦手意識を植えつける構えを見せた。

 今季は8月21日の対戦でダルビッシュに投げ勝つなど、日本ハムをカモにしている。今季5試合に登板し3勝1敗。前回先発で対戦した9月27日は、8回1/3を2失点で8勝目を挙げた。「相手も、何度もやられてたまるかという気持ちでくると思うけど、それに負けないようにしたい」と表情を引き締めた。

 不調から9月3日のオリックス戦後に中継ぎ降格し4度のリリーフを経験したが、終盤にきて調子を上げてきた。先発復帰後2連勝中。秋山監督も「ここ2試合はコントロールができている。続けてほしいね」と太鼓判。昨季チーム勝ち頭の左腕が、6年ぶり日本一につなげる投球を見せる。

 [2009年10月4日11時31分

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