ヤクルトのドラフト3位ルーキー荒木貴裕内野手(22=近大)が早くもキャプテン資質全開だ。24日の戸田2軍球場での新人合同トレ終了後、男子高校生から質問攻めにあった。明大中野バドミントン部で主将を務める春日井琢記くん(17)から、部員との付き合い方を相談された荒木は「実力は関係ない。精いっぱい頑張ってる姿を仲間に見せればいい」と、優しいアドバイスを返した。

 小、中、大学と主将を務めてきた。「自分としては(リーダーの)自覚はないんですが…、友達にもよく相談されるんです」。この日も思わぬ“駆け込み寺”に苦笑いだったが、プロの世界でも目指すはリーダーだ。「あこがれの宮本さんに少しでも近づきたい」と、日本代表の主将も務めたチームの先輩を目標に定める。女性ファンから一足早くバレンタインのプレゼントももらい、まさにモテモテだった。

 [2010年1月25日10時0分

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