<阪神5-8巨人>◇8日◇甲子園

 巨人内海哲也投手(27)が、07年以来となる自身2度目の開幕戦からの3連勝を飾った。5点リードの4回、マートンに3ランを浴びるなど4失点。5回6安打4失点の白星に「今日は勝たせてもらいました。野手の方、久保さんにも助けてもらいました」と仲間に感謝した。

 強すぎる警戒感に制球を乱した。阪神打線は3番鳥谷から7番ブラゼルまで1発のある強力クリーンアップ。「調子自体は悪くなかった。(長打を)警戒しすぎた面があります。もっと大胆にいけば良かった」と反省した。2回無死満塁では3者連続三振。4番金本から2三振を奪うなど、要所では三振の山を築いた。

 忘れられない出来事がある。昨年4月22日のヤクルト戦(佐賀)。7回途中でKOされ、ベンチに戻ると号泣した。そんな時、当時現役だった木村拓コーチが声を掛けてくれた。「ナイスピッチング」。昨日のことのように思い出された。「僕にとって、木村拓コーチが亡くなられて初めての試合。タクさんのために、と思って投げました」。胸には期する思いがあった。

 ピリッとしない内容に「次はしっかり投げて勝ちたい」と気持ちを新たにする。07年は4月に5勝を挙げた。生え抜き最年長投手の高橋尚(メッツ)が抜け、チームリーダーを託された男が結果で投手陣を引っ張る。【久保賢吾】

 [2010年4月9日9時13分

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