<オリックス6-0西武>◇23日◇京セラドーム大阪

 またも岡田マジックが決まった!

 オリックス前田大輔捕手(30)が西武戦で金子千尋投手(26)の「専属捕手」として今季1軍初先発。毎回の12奪三振、そして今季2度目となる完封で3勝目へ導いた。

 日高と組んでここ4試合で23失点だった金子は「自然といいところに投げられた」とスイスイの快投。金子-前田大のバッテリーは昨年4試合で2勝0敗(2完封)、防御率1・06だった。荒療治を施した岡田監督は「あるんやな、相性。専属捕手というのはあまり好まんけど、悪かったのがパッと変わるなら、その投手に組ませなアカンようになるな」と言った。

 前田大は8回にプロ初となる満塁弾でエースを援護した。「まさかです。振ったら当たりました。相性?

 何なんですか。というかエースですしね。野球はピッチャー。キャッチャーは壁ですよ」とあくまで黒子に徹していた。

 [2010年4月24日9時7分

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