<楽天2-1オリックス>◇30日◇Kスタ宮城

 今季最長4時間19分の延長ゲームで初のサヨナラ負け。さすがのオリックス岡田彰布監督(52)もこの日は監督室で一息ついてから姿を現した。「今日は(先発)金子も悪いなりに投げとった。点取ったら分からんかったけど、反撃が遅いもんな。チャンスつくるんやが。二塁いって1本出んと、どうしようもない。しのいで、しのいで、やったけど、勝てるチャンスあったからなあ」。いつもより小さな声に無念さがこもった。

 得点圏に7度走者を進めたが、本塁が遠かった。1-1の11回。1死から小松がストレートの四球と安打で一、三塁とすると、ベンチは鉄平を敬遠し、満塁策を選んだ。しかし、守護神レスターで切り抜ける算段は代打渡辺直の右前打で崩れた。日替わり打線は湿ったり乾いたり。「ずっとこんな感じやから。しのいでいくしかない」。借金は今季最多の2となった。

 [2010年5月1日10時42分

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