<ソフトバンク0-11ロッテ>◇11日◇福岡ヤフードーム

 ロッテのリードオフマン西岡剛内野手(25)が打って、走って、約1カ月ぶりの2ケタ得点の大勝に導いた。

 3点リードの5回。先頭の岡田が左前打で出塁し、二盗を決めると、すかさず西岡がセーフティーバントを成功させて一、三塁とした。続く今江が右前適時打を放つと、迷わず三塁に向かい、間一髪のタイミングでセーフ。「最近途切れていたイケイケムードが出ていたし、もっと勢いづけたかった」と振り返った好走塁で、さらに2点を奪うきっかけを作った。

 今季、西岡の全力プレーは、ひときわ光っている。打ち損じのゴロでも一塁まで全力疾走する。フライを打ち上げても快足を飛ばして二塁ベース付近まで到達する。打撃練習でも決して手を抜かない。初めて主将を任された8年目の今季、「最後まであきらめないこと」を目標として掲げる。6回の第4打席には中前安打を放ち、リーグ単独トップとなる今季15度目の猛打賞。言葉ではなく、プレーでチームをけん引している。

 負ければ今季初の5連敗で、3位に転落する危機だった。3番井口と、4番金泰均が無安打の中、打線がつながって、終わってみれば6月7日のヤクルト戦(神宮)以来1カ月ぶりの2ケタ得点。西村監督は「今日は投手も野手も言うことありません」と目を細め、西岡は「今年のチームは連敗しても動じない。1つ勝ってきっかけをつくれば、すぐに立ち直れるチームだと思っている」と力強く答えた。下降気味だったチームが、再び息を吹き返した。【斎藤庸裕】

 [2010年7月12日8時39分

 紙面から]ソーシャルブックマーク