西武に「ヤクルト館山」が現れた。6日、ドラフト1位の十亀剣投手(24=JR東日本)がキャンプ初のフリー打撃登板。スリークオーターから投げ込む姿に、渡辺監督から「館山に投げ方がそっくりだよね。いいお手本があるし、(館山のような活躍の)可能性は十分にある」と称された。日大の先輩で、目標にも挙げている「館山2世」が、開幕ローテーション争いに加わる。

 プロの目から、その姿は館山を連想させた。打席に立った熊代は「(館山の)打席に立ったことはないですけど、投球フォームは似ていますよね」と証言。竹下スカウトも「球の質は違うけど、フォームは似ている」と話した。館山が最速153キロに対し、十亀は150キロ。威力ある直球を軸に、変化球を織り交ぜる投球スタイルも類似する。

 制球力と修正能力の高さも、本家をほうふつとさせる。雨天のため、室内練習場での登板となった。マウンドの傾斜がない中、36球を投げ、ボール球はわずか6球だった。渡辺監督を「傾斜のない中でも、あれだけストライクを投げられるのは、修正能力の高い証拠」とうならせた即戦力右腕は「開幕1軍は誰もが思うこと。しっかりアピールしたい」と決意を込めた。【久保賢吾】