侍ジャパン大谷翔平投手(31)は12日(日本時間13日)、ライブBPで59球を投げ終えると、ローンデポパークのマウンドで、グラウンド整備のスタッフと話し込んだ。4イニングを想定し、若月、中村悠、坂本の捕手3人とそれぞれバッテリーを組んだ。万が一に備え、各球種の球筋を確認してもらう目的か…。高めの速球で空振り三振を奪うなど打者18人と対戦し、安打性2本で7奪三振の仕上がりを見れば、奥の手でWBCでの登板もあるか? そんな期待もよぎったが、大谷は改めて否定した。
「今のところ(可能性は)ないですね。それが、球団との約束でもありますし、快く送り出してくれた球団に対しての誠意じゃないかなと思うので」
ドジャース球団首脳との話し合いで決まった方針を尊重する意思を示した。前回大会では、決勝戦でクローザーとして登板したように、投打二刀流として出場する可能性が少しでもある限り、あらゆる準備を進めてきた。だが、今回ばかりは違った。「ケガ人が何人出るかっていうのは全く予想できないことではあるので、全くのゼロっていうことは何事においても言いたくはないですけど、現状だとないかなと」。WBCで登板する可能性について、自らを制するように語った。
球団と本人の双方が、長期的な二刀流継続を望んでいる。今大会の侍ジャパンの投手陣にも、全幅の信頼を寄せている。それは野手もしかり。「こちらから何か鼓舞することもあまり必要ないですし、1人1人がプロフェッショナル、自分の管理ができている印象なので。1人1人が自分のキャプテンであり、チームのリーダーだという認識が一番大事。そういう選手が集まっている」。大谷自身も役割を理解し、全力を尽くす。主軸の打者として、いかに世界一に貢献するか。腹は決まっている。

