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松坂納得の2失点、収穫の38球/WBC

2点を先制されたところで降板した松坂の奥で原監督(右)は心配げな表情
2点を先制されたところで降板した松坂の奥で原監督(右)は心配げな表情

<WBC・強化試合:日本11-2オーストラリア>◇25日◇京セラドーム大阪

 納得の1回2/3だった。日本のエース松坂大輔投手(28=レッドソックス)がオーストラリア代表との強化試合第2戦で先発し、10人の打者に5安打を浴びて2失点した。球数制限があり、前日に先発したダルビッシュと同じく1回2/3で降板した。3月7日のWBC2戦目へ向けた試行錯誤の登板で、1回は3人から三振を奪うなど速球の威力を確認できたのは収穫だったが、2回は抜けて高めに浮いたボールを痛打されるなど課題も残った。試合は11-2で圧勝し、サムライジャパン4連勝となった。

 テーマを定めて得られた収穫に、松坂は納得していた。1回2/3、38球。限られた球数の中、3月7日の決戦に向けて必要な準備を淡々とこなした。5安打2失点の背景には、しっかりと収穫と課題を残していた。

 松坂 良いボールもありましたが、悪いボールもあった。次の実戦へ課題が見つかったのが一番です。

 初回3三振を奪った松坂と、2回に被安打3で2点を失った姿には明らかな違いがあった。

 実験その1(球数制限と急発進) 初回は直球を軸にしてストライクを先行させたい。第1ラウンドで許される球数は70球。無駄なボールは使えない。最初からエンジン全開で、立ち上がりを少ない球数で切り抜けるスタートダッシュの予行演習が必要だった。

 松坂 最初からアクセルを踏み込んで投げておきたかった。直球が良かったのが安心できる材料です。

 これ以上ない好発進だった。ゆったりとしたフォームで左足を上げ、しっかりと右足に力を充満させた。結果リリースまでの体重移動もスムーズで、威力あるボールが繰り出された。

 先頭の左打者ウォーンは3球三振。初球がこの試合の最速の148キロだった。1投目の空振りで勢いに乗った。勝負球の144キロカットボールもひざ元に鋭く曲がり空を切らせた。2番コリンズもキレのある直球2球で追い込むと、最後は133キロスライダーで空振り三振。2死二、三塁で迎えた5番ライジンガーはフルカウントから外角低めのスライダーを振らせた。初回19球中11球が直球。回転数が多く、バットの上をすり抜けるキレを自分の目で確認できたことが収穫だった。

 実験その2(捕手阿部との戦略の確認) 2回は結果を求めるのではなく、自分の持ち球、投球プランを捕手に伝える作業に徹した。初回に使わなかったチェンジアップ、シュートをどんな場面で投げるのか、実戦を通じて伝えたかった。

 松坂 試合の中で僕という投手を知ってもらうことが大切。いろんな球種を使って、試合で使えるかを判断したかった。まだ時間があるので、今後話し合ってしっかり形を決めたい。

 この強化試合では、MLB所属の選手は、50球以内の球数制限が設けられた。さらに松坂には所属のレッドソックスから40球以内で収める指令が別途通達されていた。2回の19球で投げた直球は4球だけ。限られた球数で、配球の実験を繰り返した。

 課題が残ったことも事実だ。2回に打たれたボールはすべて高めに抜けた投げそこない。試合後はブルペンで変化球の修正に取り組んだ。次回登板は3月1日の巨人戦。その後、中5日で迎える決戦。大阪のマウンドで見えた修正点をしらみつぶしに改善していく。【山内崇章】

 [2009年2月26日8時59分 紙面から]

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