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　松坂大輔投手（２８＝レッドソックス）の「３・７」決戦（韓国か台湾）出陣は揺るがない。前夜１日に行われた巨人との強化試合で右ふくらはぎをつるアクシデントに見舞われたが、一夜明けのこの日は神宮球場で通常の練習メニューをこなし万全をアピールした。

　本来は神宮外苑の練習場で天然芝を走る意向を持っていたが、警備上の問題から神宮球場内の人工芝で調整。同僚杉内とともにランニングし「足は大丈夫です」と、明るい表情で語った。

　レッドソックス球団から派遣されている前田高典トレーナーもスタンドから松坂の動きをチェックし、異常のないことを確認した。「キャッチボールもいつになくいい状態で投げていた」とした上で、前夜のアクシデントを説明。「右ふくらはぎの内側をつるのは、本人にとってはいい兆候の表れ。しっかりと軸足に体重が乗って下半身を使えている証拠です」と語った。

　最近２年のメジャーキャンプでも、この時期は投げることでふくらはぎを張らせ、マッサージで緩める作業を繰り返してきた。このサイクルで足を強化し、シーズンを乗り切る土台をつくり上げてきたとも言える。

　山田投手コーチも７日の第２戦の起用方針に変更のないことを強調した。「何の心配もない。本人も対処法を知っている」。決戦まで中５日、大事な時間をかみしめるように、地面をたたいていた。【山内崇章】

　［2009年3月3日9時30分　紙面から］

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