WBCが開幕し、予選を勝ち上がって本戦初出場のイスラエル(世界ランク41位)が韓国(同3位)を破る波乱で幕を開けた。

 イスラエルはメジャー通算124勝のJ・マーキー投手が先発、2回に押し出し四球で1点を先制した。韓国は5回、ソ・ゴンチャンの適時打で同点に追いつく。7回にはイスラエルが2死満塁の好機を迎えたが、3番ガイレンの打球は遊直となり無得点。8回にもイスラエルが2死満塁と攻めたが、リリーフした元阪神の呉昇桓投手(カージナルス)が「石直球」で三振に斬った。

 試合は延長に入り、10回にイスラエルが1死一、三塁の好機。スクイズ失敗で2死となったが、9番バーチャムが元ヤクルトなどで活躍した林昌勇から二塁への適時内野安打を放って勝ち越した。

 小久保裕紀監督が率いる、B組の侍ジャパンこと日本代表は7日、キューバとの初戦を戦う。