プロボクシングのトリプル世界戦が7月20日、東京・両国国技館で開催されることが19日、都内で発表された。

メインイベントでWBA世界バンタム級王座決定戦が組まれ、同級1位の増田陸(28=帝拳)が同級2位の比嘉大吾(30=志成)と拳を交える。

正規王者のジェシー・ロドリゲス(26=米国)がスーパー王者に昇格予定で、空位となる同王座を両者が争う。休養王者には堤聖也(30=角海老宝石)がいる。

増田は今年3月、元世界5階級制覇のノニト・ドネア(フィリピン)との同級挑戦者決定戦に8回TKO勝ちを収めて、世界初挑戦の切符を手にした。

世界のレジェンドに圧勝して「とても自信になった」一方で「内容には課題もあった。打ち気になって、強気にいってしまうところがあり、体がついてこなくて、そのズレが隙になってドネアにカウンターをもらった。その自分のボクシングの無駄を削ぎ落としていく練習に取り組んでいる」と、満足することなく、さらに高みを目指して練習に取り組んでいる。

挑戦者の比嘉は25年7月に当時のWBA世界同級王者のアントニオ・バルガス(米国)と引き分けて以来約1年ぶりのリングで、これが日本人初の4連続世界挑戦になる。特に最近2試合は堤、バルガスと世界王者に2試合連続ドローの実力者。10勝中9KO(1敗)の増田に対して、21勝中19KO(3敗3分け)とKO必至の打撃戦が予想されている。左強打が武器で“神の左の後継者”の異名を持つ増田は「左で決めたいというこだわりはないが、KOにはこだわりがある。右でも倒す自信がある。今はいろんなパターンを想定して練習に取り組んでいる」とKO決着に意欲を見せた。

なおセミファイナルでは前WBA、WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(34=BMB)が世界3階級制覇に挑戦する。WBO世界スーパーフライ級王座決定戦に同級3位として出場し、同級4位イスラエル・ゴンサレス(29=メキシコ)と拳を交える。昨年12月、サウジアラビアで当時のIBF世界同級王者ウィリバリド・ガルシア(メキシコ)に挑戦する予定だったが、王者の体調不良で急きょ試合中止となった。今回は「仕切り直し」の3階級制覇挑戦となる。

またWBC世界ライトフライ級王者の岩田翔吉(30=帝拳)が初防衛戦で同級1位のエリック・バディージョ(30=メキシコ)の挑戦を受ける。