プロボクシングWBO世界スーパーフライ級4位イスラエル・ゴンサレス(29=メキシコ)が14日、都内のジムで公開練習に臨んだ。20日、東京・両国国技館で同級3位寺地拳四朗(34=BMB)との同級王座決定戦を控え、シャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちを披露。6日後に迫った5度目の世界挑戦へ「私のモチベーションは最高潮だ。日本で戦うことを目標にしていた。とても厳しい試合になると思うが、何が起きても大丈夫なように準備してきた」と自信の笑みを浮かべた。
標高2900メートルとなる母国の高地、ヒキピルコで約5カ月間のトレーニングキャンプを実施。ゴンサレスは「高地トレの目的は集中すること、スタミナをつけること、体調管理だ。しっかりできた」と手応えを口にした。拳を交える寺地が3階級制覇を目指していることを意識しつつ「大変、リスペクトしているが、勝つ自信はもちろんある。常に私の頭の戦略に従い、冷静に戦っていく」とクールな口調で言った。
19年に石田匠とのIBF世界スーパーフライ級挑戦者決定戦で来日した後、日本のボクシングや文化に強い興味を持ったという。23年夏、WBC世界バンタム級1位那須川天心(帝拳)の練習パートナーとして来日する直前には首元にカタカナのタトゥーで自らの名前を刻んだそうだ。ゴンサレスは「来日前に何か意味があるものを入れたいと思った。感謝の気持ちや祈りを込め、福をもたらす意味で入れた。日本はいろいろな部分で質が高い文化がある。日本で試合できることもうれしく思っている」と“親日家”であることを強調した。
22年9月、当時のWBC世界同級王者で現3階級制覇王者のジェシー・ロドリゲス(米国)に判定負けを喫して以来の世界戦となる。ゴンサレスは「4年前よりもメンタル的、フィジカル的にも、すべてにおいて強くなっている。自分のチームも安定して支えてくれてきた」と気合十分。ハコブ・ナハル・トレーナーも「3階級制覇を狙う寺地選手をリスペクトしているが、われわれが必ずベルトを持ってメキシコに帰りたい」と強調していた。

