プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33)、弟のWBC世界バンタム級王者井上拓真(30=ともに大橋)が27日、地元のスカイアリーナ座間で座間市民を対象としたイベント「ざま井上兄弟キッズチャレンジフェスタ」に登場した。
150人の子供に向け、トークショー、質問コーナー、キッズボクシング体験、サイングッズプレゼント大会などで触れ合った。井上尚にとって5月2日、東京ドームで臨んだ中谷潤人(M・T)戦の一夜明け会見以来となる公の場となった。
昨年は防衛戦を4度行ったが、今年は中谷戦のみになると説明。さらに中谷後に挑戦者として浮上していた元3団体統一スーパーフライ級王者で現WBA世界バンタム級スーパー王者ジェシー・ロドリゲス(26=米国)との対戦ついても言及。対戦時期ついて「(報道で)いくつか出てますが(来年)2月あたり」と明かした。
ロドリゲスは今年6月に階級を上げ、WBA世界バンタム級王座を獲得したばかりだが、米老舗専門誌ザ・リング選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超越した最強ボクサー)ランキングで井上は1位、ロドリゲスは4位。サウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官が推し進めるカードでもあり、配信会社Netflixも興味を示しているとされる。正式に対戦が決まれば、世界注目となる軽量級ビッグマッチとなることは間違いない。
最近まで2階級違った対戦相手となるものの、井上尚は「やるとなれば慎重にバム(ロドリゲスの愛称)を過大評価(して調整)するだけなので。自分も無理して上げてきた。フレームも体のサイズもバムと変わらない。やってみないと分からない」と挑戦者として認めている。さらに「やるなら? 燃えるものありますよ。バムとやるかやらないかで(スーパーバンタム級に)残るか、階級上げるか」と同級ラストマッチの相手として設定している。
一方で、ロドリゲス陣営は今秋、WBO世界同級王者クリスチャン・メディナ(26=メキシコ)との統一戦も計画されていると海外メディアで報道。井上尚は「僕はバムにこだわっていない。できないなら自分はもうフェザー(級)挑戦も考えている。もう2月あたり、そこでできるならやる。そこを越えてもうちょい(時期が)伸びるなら、そこまでバムにこだわるわけではないし、こだわっているわけではない。自分の道を進む」とした。
現時点で次戦が確定していないこともあり「ガツガツやりすぎても…ゆるくゆるくはじめている。今でも(ジムに)行ったり行かなかったり、やったりやらなかったし。走りも毎日ではないし、週4、5(日)ぐらい」とじっくりと体を動かし始めていると解説。「いったん、ここは体を休める時期なのかなと思っている」と現状を明かしていた。

