プロボクシングWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の伊藤千飛(21=真正)が9月5日、東京・後楽園ホールで同級13位クレア・ビィラロサ(フィリピン)との初防衛戦に臨む。帝拳ジム興行DYNAMIC GLOVE on U-NEXT47大会でメインイベンターを務める。後楽園ホール登場はプロ2戦目となる24年9月以来2年ぶり。伊藤は「後楽園は久しぶりで、メインは今回初めて。KOで会場を爆発させたい」と気持ちを高ぶらせた。

今年4月、エイドリアン・レラサン(フィリピン)を1回KO撃破して王座獲得に成功。アジア王者となったものの、伊藤は自然体だ。「あんまり変わったことはない。今は日本人選手とやってみたい。今回の試合に勝ったらいろいろある」と貪欲(どんよく)な姿勢。既に日本王座最強挑戦者決定戦のバンタム級にエントリーし、同級2位の辻永遠(26=KWORLD3)との対戦が内定済み。ビィラロサを撃破し、自身初の日本人対決を実現させるつもりだ。

描く王者像も明確にある。伊藤は「(4団体統一スーパーバンタム級王者)井上尚弥選手にあこがれてボクシングを始めている。やっぱ倒すボクサー、面白いなと思われる世界王者になりたいなと思う」とKOへの意識は高い。今回の初防衛戦のテーマも「絶対に倒してやろうと思っている。倒すところを期待していてほしい。倒すといっているので序盤からいく」と言葉に力を込めた。

世界ランキングでもIBF12位、WBO13位に入っている。「いつでも(世界に)いけるようにしている。待つのみ」と自然体を貫く伊藤が「聖地」のメインイベントで圧倒的な強さをアピールするつもりだ。