WBC世界ウエルター級1位コナー・ベン(29=英国)が世界初挑戦で2回TKO負けを喫し、病院送りにされた。同回に強烈な右ストレートをダウンを許し、その後も連打を浴び、2回1分25秒、レフェリーストップに追い込まれた。試合後、精密検査を受けるために病院に搬送。ベンは「オレの夜じゃなかった。言い訳はしない。ライアン・ガルシア、君は素晴らしい世界王者だ」とSNSを通じて完敗を認めた。

英ボクシング管理委員会はTKO負けを喫したボクサーに対し、最低28日間の出場停止処分を自動的に科し、最長45日まで延長可能となる。26年2月には英プロモート大手マッチルーム社との契約を終了したベンは、UFCのデイナ・ホワイト社長が運営するズッファ・ボクシングと契約。世界初挑戦となるガルシア戦が決まった。試合後、ホワイト社長は「コナーには家族と休養して復帰する準備ができたら電話するように言った。そうすれば、彼に合った試合を見つけることができるだろう」と次戦への展望を慎重に示した。

元世界2階級制覇王者ナイジェル・ベンを父に持ち、愛称は「デストロイヤー(破壊者)」。22年10月のクリス・ユーバンク(英国)戦前にはドーピング違反を犯すなど王者ガルシアと同じく「お騒がせボクサー」としても注目される存在だった。