「あしたのジョー」「おれは鉄兵」などのヒット作で知られ、文化勲章を受章した漫画家ちばてつや(本名・千葉徹弥)さんが22日、都内の病院で死去した。27日、小学館などが発表した。87歳。東京都出身。

元WBA、WBC世界ミニマム級王者大橋秀行氏(61=大橋ジム会長)は27日、日刊スポーツの取材に応じ「ちば先生と直接お会いしたことはないですが、あしたのジョーはわれわれの時代のボクシングバイブルでした。ご冥福をお祈りいたします」と追悼した。

あしたのジョーの主人公・矢吹丈に影響を受け、得意パンチ「クロスカウンター」の練習を重ねていたという。大橋氏は「漫画さながらにクロスカウンターの練習をしていました。矢吹丈のクロスカウンターは私の得意パンチになりました。相手のワンツーに対し、右ストレートを合わせるのが得意パターンで、KOパンチの1つでした」としみじみと振り返った。

また昭和ボクシングをリアルに描いていたことにも触れ「アマチュアのエリートからプロの世界王者になるという令和の今とは違い、少年院を出てプロボクサーになって世界王座を狙うという昭和ならではの時代背景を見事に描いていた。ボクシングの歴史を知ることができる、まさにバイブルです」。ボクシング人気に影響を与えた存在の大きさを強調していた。

スポーツ界にも大きな影響 漫画家ちばてつやさん、多くの名作残す