8月7日にWBO世界バンタム級王座決定戦(タイ・バンコク)に臨む同級1位の赤穂亮(29=横浜光)が13日、横浜市内のジムで練習を公開した。

 対戦相手の同級2位プンルアン・ソーシンユー(27=タイ)を想定したパートナーと、4回のスパーリングを消化。得意の左フックや、右の強打を何度も打ち込むなど、順調な調整ぶりを見せた。プンルアンについては5試合程度を映像で確認済み。「自分とかみ合うと思う。最終的には打ち合いになる。それを制した方が勝つ」と話した。

 同じバンタム級では、5月に亀田和毅がWBA王者に挑戦も、失敗。6月にはIBF王座獲得を狙った岩佐亮佑も敗れた。12年12月以来、2度目の世界挑戦となる赤穂は「日本人が4団体で王者になるかもと言われたが、そう甘くはなかった。ただ、自分はそこに残りたい。ゆくゆくは一番強いと言われている(WBC王者の)山中さんとやれるように、ベルトを取ってきたい」と意気込んだ。国内で調整を続け、8月2日に現地入りする予定だという。