ボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)の12度目の防衛の祝賀会が28日、都内の東武ホテルレバント東京で約650人が出席して盛大に行われた。

 3月2日にカルロス・カールソン(メキシコ)に7回TKO勝ちした山中は、冒頭のあいさつで、「すごい人でびっくりしています。試合内容は反省ばかりでしたが、次の試合にかならず生かしたい。その時は応援よろしくお願いします」と感謝の弁を述べると、会場からは大きな拍手が送られた。俳優の岩城滉一、レスリング女子の吉田沙保里、登坂絵莉、歌手の持田香織らも駆けつけた。

 会の前に取材に応じた際には、昨日まで6日間、千葉県内でフィジカルトレーニング合宿を行っていたこともあり、「とりあえず、(体が)パンパンです」と苦笑。具志堅用高の持つ世界王座13連続防衛の日本記録に挑む次戦は、同級1位のルイス・ネリー(メキシコ)と8月に国内を予定する。「夏なので練習がきついですね。汗の量が違うので、消耗する分、そのケアを大切にしたい」と述べた。